2020-01-01から1年間の記事一覧
2020年3月20日以降の東京都&大阪府 新規感染者数(60歳代以上)と重症者の推移をまとめてみました。 ※当データのExcel版は、オンラインサロン「情報検証研究所」メンバーの方限定で共有しています。 入会はこちら!:https://lounge.dmm.com/detail/2366/ (…
「感染経路を追跡して、クラスターを把握して潰す」 これが日本の第一波収束の要因と考えられておりますが、報道によれば、感染者が再度増加している現在、感染経路不明の割合が上昇しているということです。 例えばフジテレビ系(FNN)7/28(火) の報道では…
日刊ゲンダイ(7月25日)で、「新型コロナウイルスを99.99%以上殺す驚きの消毒水」を紹介する記事が掲載されています。 www.nikkan-gendai.com 薬機法第68条では、医薬品などの承認を受けていない製品について、「何人も・・・その名称、製造方法、効能、効…
東洋経済オンラインに、「コロナ禍「経済優先」したスウェーデンの悲惨」という記事が掲載されました。元記事はニューヨークタイムズだと思いますが、微妙な内容です。自説を裏付ける事例を並べて「論理的」にストーリーを紡いていますが、全く信用できない内…
ずっと待っているのですが、COVID-19パンデミックについて、信頼のおける機関からの「年齢階層補正済死亡率」データが見当たりません。(精密なものがあれば是非ご教授下さい。)「無いなら創ろう」ということで、パブリックデータから自作してみました(と…
7月16日、COVID-19に関する参院予算委員会の閉会中審査が開催され、尾身茂会長と児玉龍彦名誉教授(東京大学先端科学技術研究センター)が参考人として出席していました。この場で児玉名誉教授は、次のような刺激的かつ情緒的な表現を多用し、国民(視聴者)…
日本では未だ、感染収束も拡大もどちらも想定すべき状態です。仮に拡大する場合、病院や高齢者施設でのクラスター発生件数を減らし、発生してしまっても被害を最小限に抑えるためには何に気を付けるべきなのか、改めて課題を整理しておきたいと考えます。な…
抗体検査の誤用について、かねてより指摘してきました。抗体検査陰性を「現在感染していない」証明に用いるのは、明らかな誤用のはずです。ところが、一部メディアでは、企業でのこうした誤用を有効な取組であるかのように紹介する記事が掲載されていました…
これはそんなに理解不能なことなのでしょうか。COVID-19のPCR検査や抗体検査で陰性が確認されると「私はコロナウイルスに感染していない、少なくとも今、感染していない」と認識してしまう方がかなり多いようです。 ◆ 「抗体検査陰性」だったので舞台出演を…
ネット番組で本件に詳しい須田慎一郎さんから伺った話を踏まえ、私見です。<前提>国と東京都の対策の現状 ◇積極的PCR検査◇感染防止ガイドライン、東京都「感染防止徹底宣言ステッカー」◇感染者発生時は休業要請◇休業協力金50万円(豊島区)◇感染見舞金1…
全く存じ上げない国会議員が、私への誹謗中傷を含む記事を「月刊日本」なる月刊誌に寄稿した。これが6月末、ネット上でハーバービジネスオンライン、さらにヤフーニュースにも転載された。 この国会議員のことも月刊誌のこともよく知らない。だが、ネット上…
6月19日、産経新聞とFNNの合同世論調査において不正があったことが発表されました。言論誌「正論」も影響を受けてしまいました。少し考えました。 未だ記憶に新しい事件ですが、概要を簡単に記します。 ◆ 不正調査の概要 報道(※)によれば、概要は次の通り…
情報検証研究所の記事が以下メディアで掲載されました。 ▼「〝上から目線〟〝誘導質問〟民意測れない世論調査」【月間正論2020年9月号】 seiron-sankei.com ▼「第2波」に無策の安倍内閣とマスコミの機能不全~現状は緊急事態宣言レベルに迫る勢い、Go Toは停…
(※ 本稿は100%私見に過ぎませんが、論点を提示したいと思いました。検証と少しずれているのですが「ファクターX説の検証」という趣旨ですので、投稿をお許しください。「そんな見方もあるのかな」くらいの懐疑的なスタンスでお願い致します。) 実は私は、…
ブルームバーグの報道(7月8日)によれば、ブラジルのボルソナロ大統領は、新型コロナウイルスの検査で陽性となったということです。 www.bloomberg.co.jp ◆ 世界で2番目の感染者数(7月7日現在) 今から2か月前の5月2日からブラジル大統領の動向とブラジル…
今回は、ダイヤモンドプリンセス号(以下DPと表記)と、ある高齢者施設について、公的機関による介入の前後で感染状況に変化があったかどうかを検証します。その後、介入のタイミングについても検討し、介入のタイミングについても考察します。 ◆ 最初に結論…
COVID-19感染抑制策として、日本では「三密(:密閉・密集・密接)の回避」が推奨され、大きな効果があったと推定されます。できる範囲で最善を尽くすことが大切だと、改めて実感致しました。実は次の波に向けて、今年後半にはもう一つ自助努力でできる感染…
COVID-19の感染状況は、世界各国によりまちまちです。3月末頃、その流行状況と各国のBCG接種に関する政策との相関性に着目して「BCGワクチンを接種している国では新型コロナウイルス感染による重症化または死亡が抑制されているのではないか」という趣旨の仮…
7/5に投開票が行われる都知事選の主要候補の公約をまとめてみました。 【主要候補者】(五十音順)宇都宮 健児、小野 泰輔、小池 百合子、立花 孝志、山本 太郎 【テーマ】1 コロナ対応(感染症対策)2 コロナ対応(経済対策)3 オリンピック・パラリンピッ…
6月19日に産経新聞社とFNNが自主的に発表した世論調査不正(架空データ混入)について。同業者同士の紳士協定があるのか、理由は解りませんが本件をあまり深堀していません。 www.sankei.com 読売新聞と朝日新聞は報じていましたが、他の報道機関は大きな反…
木村花さんの事案をきっかけにネット誹謗中傷への対応を検討してきた自民党プロジェクトチームが16日、政府に提言書を提出した。発信者情報開示の円滑化、侮辱罪の厳罰化などを求めたことが報じられている。 www.jiji.com www3.nhk.or.jp 提言書は自民党ウェ…
厚労省が実施した抗体検査で、東京0.10%、大阪が0.17%、宮城0.03%との結果が公表された。精度の問題はあるにせよ、「国内でほとんどの人がこれまで感染していない」ことは概ね間違いなさそうだ。日本で感染の広がらない要因は諸説唱えられているが、「東アジ…
◆ 河野大臣が「フェイク」認定した読売報道はほぼ事実だった 2020年6月15日、河野防衛大臣は「イージスア・ショア配備計画の停止」を発表した。 “山口県と秋田県に配備することで進めてきたイージス・アショアでありますが、コストと期間に鑑みてイージス・…
2019年末に中国で確認され3月に欧州、4月から6月に南北アメリカ諸国に感染が広がっていったCOVID-19ですが、5月から6月にかけて一旦は「先進諸国」でのピークを迎えました。そのため、感染爆発の回避に成功し緊急事態宣言も解除された日本では急速に安堵の空…
東京都の新規感染者数は、6月14・15日と二日続けて40人を超えた。 直近一週間の十万人あたり感染者数は1.4人だ。それでも東京アラートは解除され、19日には休業要請が全面解除される方向だ。 5月の緊急事態宣言解除の際は、「一週間で十万人あたり0.5人」が基…
「東京アラート」は発令も解除も不可解でしたが、スウェーデンや南米他諸地域においては真剣にアラートを発令すべき事態が静かに進展しております。今回は、スウェーデンの推移について続報します。 ◆スウェーデンの感染状況 スウェーデンの感染者数の増加状…
「安心のための検査」論が広がっている。 ハーバード大学倫理センターが4月に公開した“Roadmap to Pandemic Resilience”では、一日500万件の大量のPCR検査と追跡、隔離により、経済・社会活動の早期再開を目指す道筋を提言した。 https://ethics.harvard.…
政策工房は髙橋洋一氏が代表取締役会長、私(原英史)が代表取締役を務める会社だ。これをツイッター上で誹謗中傷した匿名アカウントがあった。6月8日、東京地裁に仮処分申立てを行い、発信者情報開示請求の手続きに入った。 このアカウントでは5月27日、持…
イランの感染が再拡大しておりますが、新規感染者数が前回ピークを越え始めました(グラフ1)。 また、自己計算ですが、低下傾向だったイランの日々のR(t)も1を超えた数値で反転再上昇の兆しが出ております。(グラフ2) 【文責:田村和広】 <メンバー募集…
約1か月前に「ブラジルは要注目」とお伝えしましたが、その後感染者数は大分増えました。自己計算したR(t)では、収束の兆しも見えておりますが再上昇の気配もあり、ピークアウトか一層の拡大かが読めません。 感染が収束してブラジル国民が苦悩の日々から一…