「新型コロナウイルスを99.99％以上殺す驚きの消毒水」について
日刊ゲンダイ（7月25日）で、「新型コロナウイルスを99.99％以上殺す驚きの消毒水」を紹介する記事が掲載されています。
薬機法第68条では、医薬品などの承認を受けていない製品について、「何人も・・・その名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する広告をしてはならない」と定めています。
効果として「消毒」や「殺菌」をうたうことは、医薬品や医薬部外品でなければ認められないとされています（「除菌」ならばＯＫです）。
記事文面および製造元企業のウェブサイトをみる限り、当該製品が日本で医薬品などの承認を受けているとの情報はありません。もし未承認であれば、消費者などに誤解を広げる可能性があり、早急な対処がなされるべきかと思います。
ちなみに、当該企業のウェブでは「除菌水」と記載されています。
▼國峯孝祐弁護士のコメント
「消毒」「殺菌」などの効果をうたう商品や、物でなく人に使う消毒剤などは、薬機法上の医薬品または医薬部外品に該当します。新型コロナウイルスを受けて様々な商品が発売され、規制当局もこのところ指導を強めているとみられます。
【文責：原英史】
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