【検証アップデート：フランスのCOVID-19“第2波”】 ～新規感染者数は一旦ピークアウト（暫定）～
フランスは夏からのCOVID-19第2波が収まらず10月30日より12月1日までの予定で外出制限（ロックダウン）を実施しております。
11月15日現在、移動平均で見ると新規感染者数は一旦ピークを形成して収束方向に進みはじめました。強い外出制限から1～2週間程度のタイムラグでした。ただし、このまま収束に向かうかどうかは全くわかりません。（まだ“フェイク信号”の可能性は残ります。）特にクリスマス休暇がどの程度影響するのか、現段階では予想できません。
なお、11月6日の拙記事で、（移動平均の二階微分が負になったことを波形から確認できたためそれを根拠に）収束の兆しを示唆致しましたが、今のところはそれを肯定する動きとなっております。移動平均でモメンタム（勢い）を把握する手法は、ある程度参考になると考えます。
今回も、フランスの移動平均グラフ（図1）を提出致します。
日本でも、重症者をはじめ新規陽性者数や死亡者数が明確な増加傾向に移行しましたが、まだ強い施策は出さずにしのいでおります。
日本では、経済ダメージを増やすような策を打たずに済むことを心から祈ります。
（おわり）
（参照サイト）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
※1 厚生労働省ウェブサイト報道発表資料：
http:// https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14860.html
【文責：田村和広】
＜オンラインサロン「情報検証研究所」メンバー募集中！＞
どういう議論を元に検証記事が出来あがっているのか？！
”議論の内容を知りたい！”という方は、ぜひご入会下さい！
