【資料：森会長謝罪会見文字起こし（逐語録）】～これは映像と音声を確認しないと見誤る～

女性蔑視としてメディアで問題視されている森喜朗会長（東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会）の失言ですが、発端となった2月3日の話の当該部分は、確かに不適切で全く擁護の余地のないものだと考えます。しかしその翌日である4日、森会長が記者会見を行い、前日の失言について撤回の上、謝罪しました。

その動画を確認したのですが、撤回・謝罪してもなお許さないような記者の態度も残念ですが、一方の森会長にも確かに問題視されても仕方がないような点が多々ありました。

結論としては、森会長側とメディア（質問者）側の双方に問題があると感じる会見でした。

具体的には、森会長側には「ごまかし」が、メディア側には「悪意の誤読」や「言い換え」での誘導質問が観測されました。

83歳という高齢であり重い病で闘病中と思われる森会長ですが、終始立ちっ放しで会見の場を支配し、辛辣な“口撃”質問をひるませる“空気”を放射するなど、長年政界を生き抜いた人物の凄みも感じます。一方、質問者側も森会長の“圧”のある空気や、出鼻を挫く「張り手」のようなテクニックに翻弄され前半はやや怯み気味でしたが、最後の2名は完全に追及姿勢で対決しており、森会長の感情的なリアクションを引き出しておりました。

これは結局直接視聴しないと、メディアが加工した2次情報だけでは確実に誤解すると感じました。もし、ご興味がありましたら、それほど長くはないのでぜひ添付の会見動画（約20分）で直接ご確認ください。動画が苦手な方は、日刊スポーツが動画と共に配信した「会見全文」とする文章をお読みになるのもいいのですが、（日刊スポーツには感謝です）残念ながら文字起こしの精度が低いです。私自身でも文字起こしをしたので、なるべく忠実なものを希望される場合は、下記逐語録をご覧ください。

なお、あまり先入観を刷り込まないように、今回具体的な読解・分析などはいたしません。後日分析を提示する際に詳細に記述致します。

◆ 2月4日森会長会見動画：

森会長「邪魔な老害、粗大ごみなら掃いて」会見全文 (nikkansports.com)

www.nikkansports.com

◆　会見逐語録（文字起こし・太字は田村）

（司会）…はい、えーとそれではお待たせいたしました。えーそれでは森会長より一言申し上げます。よろしくお願い致します。

（森会長）…　この中には昨日（さくじつ）、JOCの理事会のあとで私がごあいさつをしました、それをお聞きの方が多数（「が多少」あるいは「方々が」？不鮮明）おられると思うので、これ以上詳細なことは申し上げません。えー、今、皆さんにわざわざお集まりいただいて、大変ご心配いただいていることに恐縮しております。昨日のJOC 評議員会での発言につきましては、「オリンピックパラリンピックの精神に反する不適切な表現であった」とこのように、認識を致しております。えー、そのために、まず深く反省をしております。そして、発言を致しました件につきましては撤回をしたい。それから、不愉快な思いをさせた皆様にはおわびを申し上げたい。以上であります。

まあ、あのう、オリンピックパラリンピックにおきましても、男女平等が明確にうたわれております。アスリートも運営スタッフも多くの女性が活躍しておりまして、大変感謝を致しております。私は、私どもの組織委員会のことを申し上げたわけじゃないことは皆さんもご承知だと思いますので、この組織委員会については非常に円満に、うまくいっているということもあいさつの中で申し上げた、ことも聞いておられたと思います。えー、次の大会まであと半年となりまして、関係者一同、一生懸命頑張っておられます。そのなかで、その責任者である私が皆さんのお仕事に支障があるようなことになってはいけないと、そう考えて、「おわびをして、訂正・撤回をする」と申し上げたわけであります。世界のアスリートを受け入れる都民・国民、それからIOC・IPCはじめとする、国際的な関係者にとっても、オリンピックパラリンピック精神にもとづいた大会が開催できますように、「引き続き献身して、努力していきたい」と、こう思っております。以上です。

（司会）…はい、それでは代表、日テレさん、ご質問お願いします。

（日テレの女性質問者）…（マスクをつけたままマイクに向かって）「幹事社の日本テレビです。よろしくお願いします。まずは今回の発言で、国内外からおおきなご批判が上がっています。会長の中で辞任をしなければならないということはあったのでしょうか？」

森会長…ちょっと僕はね、そのマスクをされているとどうも言葉がとれなんでね。何と言われました？

（日テレ女性）…「失礼しました。もう一度申し上げます。今回の発言を受けて、国内外の様々なメディアから沢山の批判があがりました。その中、会長は、『辞任をする』という考えは浮かんだのでしょうか？」

森会長…「辞任する」という考えはありません。私は一生懸命、こう献身的にお手伝いして7年間やってきたわけですので、自分からどうしようという気持ちはありません。皆さんが邪魔だと言われれば、まあ、おっしゃるとおり、老害や、粗大ごみになったのかもしれませんから、そしたら、掃いてもらえればいいんじゃないですか。

（日テレ女性）…「もう一問させて頂きます。IOCは、先程会長もおっしゃったように、オリンピックにおける男女平等を掲げています。日本もそのジェンダーバランスを同じようにしていこうと努力されている中での発言だったんですけれども、大会のトップとして今後、世界、ま国内を始め世界にはどんなふうに説明していきたいとお考えでしょうか？」

森会長…（質問者の発言の結びに重なるタイミングで、所謂「食い気味」に）あのう、わかりました。あの、これ以上のことを申し上げてもまた誤解が誤解を生むし、必ずしも今そこに、いつも来ていた皆さんと違う方もおられて、よく分からないところもあるんですが、私は組織委員会の理事会に出たわけではないんですよ。JOCの理事会に評議委員という（スタッフの方を向き確認する意図で）「僕は評議員だったかな立場は？」（スタッフ返答「名誉委員です」）え？（スタッフ「名誉委員」）名誉委員という立場だったから、あのーそこであいさつしたのと、それも大会の前に「あいさつしてくれ」というのはプログラムにあってけれども、「私は正式なアレじゃあないから、後からお礼のつもりでご挨拶します」と言って一番終わってから話さしてもらったという、私は自分なりに整理はしてたつもりです。えーそれから、まあそういうことですよ。どうも組織委員会の理事会と一緒にしておられる方、とくに外国はそれを一緒にされるかもしれないが、それは皆さんの報道の仕方だと思います。あくまでもJOCの理事会かな？評議員会に出て、私はあいさつをしたという、ことです。で、それは、ひとつは、まあ、山下さんは、今度の改革はたいへん大きな改革で、JOCが人事の改革をされるのに大変な苦労をして、最初から理事会では相当突き上げをくったりして、難航しておられると相談があったものですから、「頑張れ頑張れ」と後押しをしてきました。ですから山下さんの最初の大きな仕事としては、もっとも成功してもらわなければならんところ、そこが人事のことでしたから、そのことはよくできたということを私は評価し、そして山下さんにお礼を申し上げるということをそこで発言をしていたんです。えー、ですが、まあ、いわゆる政府から来ているガバナンスに対しては、あまりその数字のところにこだわるとなかなか運営が難しくなることもありますよという、そういう中で、私の知っている理事会の話をちょっと引用して、ああいう発言になったということです。

（司会）…はい、ありがとうございます。えーっとでは、冒頭会長から明確にお示し頂きましたけれども、数問、ご質問あればお願いしたいと思います。いかがでしょうか？はい、そうしたら…

森会長…（質問者の方を指し示し、）「その人が一番早かったじゃん。」

（司会）…はい、どうぞ。

（日刊ゲンダイの男性）…日刊ゲンダイと申します。えっといくつかお伺いしたいのですが、「女性のお話が長い」というご発言については、ラグビー協会の特定の女性理事を念頭に置いたものではなかったのでしょうか？

森会長　一切頭にありませんし、ラグビー協会の理事会で誰がどういう人が理事で、誰が話したかとかというのは私は一切知りません。

（日刊ゲンダイ）…わかりました。もう一点お伺います。発言についてですね、IOCからまあその真偽の問い合わせ等々はございましたでしょうか？

森会長…私は分かりませんが。まあ職員は毎日毎日、今日もこれから向こうの夜が明けると、こっちは夕方…その頃からいつも会議が始まりますから、そういう話はあるのかもしれません。

（日刊ゲンダイ）…森会長のほうから、ご説明する意志はございますでしょうか？

森会長…そんな必要はないでしょ、今ここでしたんだから。昨日のは出してくれて今日は出さないというわけではないでしょ？皆さんがうたれればわかるじゃないですか。

（日刊ゲンダイ）…わかりました。ありがとうございます。

（司会）…「はい、ありがとうございます、ジョウジマサン」

（TBSの女性）…「TBSのジョウジマと申します。すいません、2点お願い致します。

あの、1点ですね、会長はずっとその…」

森会長…（右手でマスクをはずす仕草をしながら）「ちょっとワリい、とってくれ、聞こえないんだよ。しゃべる時だけでいいから。」

（TBSジョウジマ氏）…「あっ！」…「会長は『国民から理解を得られる大会の開催を』とずっとおっしゃっておりました。ですが、このオリンピックの理念に反するような発言であったと昨日の発言は思いますが、あの、ご自身が何らかの形で責任をとらないということが逆に開催への批判を強めてしまうものではないかと思うのですが、どうお考えでしょうか？

森会長…はい、それはご心配いただいたということであれば、ありがとうございます。しかし今あなたがおっしゃる通りのことを最初に申し上げたじゃないですか。「誤解を生んではいけないので撤回します」と申し上げている。オリンピックの精神に反すると思うからと、そう申し上げた。

（TBSジョウジマ氏）…もう一点お願い致します。女性登用について基本的なお考えを伺い…

森会長…「えっ？」

（TBSジョウジマ氏）…女性登用について基本的な会長のお考えを伺いたいんですけれども、あのー会長はそもそも多様性の有る社会を求めているわけではなくて、ただ文科省がうるさいからそういう登用の規定が定められているという、そういう認識でいらっしゃるのでしょうか？

森会長…いや、そういう認識じゃありません。女性と男性しかいないんですから。もちろん両性っていうのもありますけどね。どなたが選ばれたっていいと思いますが、あまり僕は数字にこだわって、何名までにしなければならないということは、ひとつの標準でしょうけれど、それにあまりこだわって無理なことはなさらん方がいいなということを言いたかったわけです。

（TBSジョウジマ氏）…昨日の文科省がうるさいからというのは、数字がという意味で、ということでしょうか？

森会長…うるさいからというのはやはり変で、そういうガバナンスが示されて、みんながそれを守るために皆たいへん苦労しておられるようです。私は今もう、どこの連盟にも関係をしておりませんので、ただ、いろんな話はいろいろな人から入ってきますから、そういう話を総括して会議の運営は難しいですよということを山下さんに昨日申し上げたんです。

（TBSジョウジマ氏）…ありがとうございました。

（司会）…「はい、イマイさん」

（NHKの女性イマイ氏）…お疲れ様です。NHKのイマイです。

森会長…よくわかっております。

（NHKイマイ氏）…はい、あのー、この女性をめぐるご発言ではないんですけれども、昨日、聖火リレーで、愛知県で走る予定だったタレントのロンドンブーツ1号2号の田村淳さんと言う方が森会長の直近のご発言で「何があってもオリンピックをやる」ということを「理解不能だ」という風に田村さんは解釈されて、それを理由に辞退をされたということなんですけれども、それについて会長はどのように受け止められますか？

森会長…まあ、なんか昨日のことに合わせて報道されたんでしょうが、これは昨日の会合ではないと思いますよ。一昨日でしょう自民党の会合で、そのときにリレーについての削減はどうなっているという質問があったから、我々直接やるものじゃないが、各県がやっておる実行委員会にお願いをしていて、基本的には密を避けてやってほしいと言っているんだと。その中で、その中で例えば人気のあるタレントさんはできるだけ人が沢山集まってくるところはご遠慮して頂くようになったほうが良いかなと私は思っていると。またそれを指示したとか、そういうあれを、どこから誰が走るかとか、何キロ走るかってのは、僕等が決めることではないんで、実行委員会が決めて作られていることですから、我々が県に言えることはできるだけ密を避けてくださいと。密とは何だと言えば、ファンにわっと集まってくるんですからね。タレントさんが来ればみんな集まってくる。そうすると密になるから、それをどう避けられるだろうかと、というその話の例で、まあ国会議員沢山おられまして皆さんおわかりで、「じゃあ何もないところというのであれば田んぼで走るしかないね」と。しかし田んぼで走ればやっぱり田んぼにそのまま土足でみんな入ったりすれば、作業前ですから、農作業に迷惑かけたりするのはねと、しかし、空が開いているから空気がこもらないし、それしかないですねという意見もありますと紹介しただけで、組織委員会がそういうことをすると言ったわけでもなんでもない。それもこれも実行委員会でお考えいただきご検討いただいて、決めていただきたいと申し上げた。その例として申し上げた。

（NHKイマイ氏）…あの著名人のランナーに決まっている方には引き続き継続して走って頂きたいというお考えは変わりないでしょうか？

森会長…私は走ってくださいとも走ってくださるなとも言う立場じゃありません。お決めいただいた形は所定の手続きをされてこちらに持ってこられるんだろうと思いますが、私は見たことがありません。誰が走るか、全然、一切知りません。

（NHKイマイ氏）…わかりました。ありがとうございます。

（司会）…はい、じゃあ、あと1・2問、じゃあそちらのお二人、お願いします。左の方から、はいどうぞ。

（毎日放送男性ミサワ氏）…毎日放送のミサワと申します。えーお伺いいたしますが、あの基本的な認識なんですけれども、やはり会長は、「女性は話が長い」というふうに思っていらっしゃるのでしょうか？

森会長…最近女性の話を聞かないからあまり分かりません。

（毎日放送ミサワ氏）…今日、小池さん、知事が会見で、「話が長いのは人によります」というような発言をされていました。

森会長…私も長い方なんです。はい。

（毎日放送ミサワ氏）…会長あの、もう一問なんですけど、国会議員なんかでもこのクォーター制といいますか、女性の割合をあらかじめ決めておこうという風な話も盛り上がっておりますけども。

森会長…これは民意が決めることじゃあないですか

（毎日放送ミサワ氏）…会長ご自身は、クオータ制には反対・賛成如何でしょうか？

森会長…賛成も反対もありません。自然に国民が決めることだとおもいます。

（毎日放送ミサワ氏）…わかりました。ありがとうございます。

（司会）…はい、では最後、そちらの方どうぞ。

（TBSラジオ男性サワダ氏）…TBSラジオのサワダと申します。いくつか伺わせてください。

森会長…いくつかなんて、一つにしてくださいよ。

（TBSラジオサワダ氏）…冒頭、あのう「誤解をまねく表現」とか、あとは「不適切だった」ということは発言があったのですが、「どこがどう不適切だ」と会長としてはお考えなのでしょうか？

森会長…はい、えー、「男女の区別をするような発言をした」というところですね。

（TBSラジオサワダ氏）…「オリンピック精神に反する」という話もされてましたけれども、そういった方が組織委の会長をすることは適任なのでしょうか？

森会長…さあ。あなたはどう思いますか。

（TBSラジオサワダ氏）…私は適任じゃないと思うんですが。

森会長…それじゃ、そういう風に承っておきます。

（TBSラジオサワダ氏）…それで先ほど「会長としての発言ではないので責任が問われない」というような趣旨のこともされていたと…。

森会長…責任を問われないとは言っていませんよ。場所をわきまえてちゃんと話したつもりです。はい。

（TBSラジオサワダ氏）…組織委としての場じゃないから、あの発言は良かったということなんですか？

森会長…いや、そうじゃありません。組織委員会はとてもよかったと私は言っているんですよ。みんな全部見てから質問してください、昨日の。

（TBSラジオサワダ氏）…あと「わきまえる」という表現を使われてましたけれども、「女性は発言を控える立場だ」という認識だということですか？

森会長…いやそういうことでもありません。

（TBSラジオサワダ氏）…じゃなぜああいう発言になったんですか？

森会長…場所だとか時間だとかテーマだとか、そういうものにやっぱり合わせて話して行くということが大事なのではないですか。そうしないと会議は前に進まない

（TBSラジオサワダ氏）…それは女性と限る必要はあったんですか？

森会長…私も含めてと言ったじゃないですか。

（TBSラジオサワダ氏）…あと、その前段の段階で「私の恥を言います」という風におっしゃっていますけども。

森会長…ああ、そういう話はもう聞きたくない。（顔を質問者から背けて不快感をあらわにしながら。）

（司会者）あの、冒頭、発言の内容に関しては、明示的に会長から説明があったと…

森会長…（我慢の限界に達したように険しい表情で反論）「面白おかしくしたいから聞いているんだろう？」

（TBSラジオサワダ氏）…「何を問題と思っているのか」を聞きたいから聞いているんです。

森会長…だからさっきから話した通りです。

（司会）…はい、じゃあすみません、こちらの方、最後の質問とさせて頂きます。

（名乗り部分は聞き取れず、男性質問者所属不明）…先程「女性が多いと時間が長くなる」という発言を「誤解」と表現したと思うんですけども、これは「誤った認識だ」ということではないのでしょうか？

森会長…そういう風に聞いておるんです。去年から、一連のガバナンスに基づいて各協会や連盟は人事に非常にみなさん苦労しておられたようです。私は昔は全体を統括する体協、いまのスポーツ協会の会長をしておりましたから、その団体の皆さんとも、まあ親しくしております。そういう皆さんたちはまあ色々相談にも来られます。そのときに、なかなか大変なんですということでした。特に山下さんのときは、JOCの理事会の理事をかなり削って女性の枠を増やさなきゃいけないということで大変苦労したという話しをしておられて、理事のなかでも反対があったり大変だったのを何とかここまでこぎつけましたという、苦労話を聞いたからです。

（所属不明質問者）…そうすると各競技団体から、「女性が多いと会（議）が長い」という話が上がっていると、そういう話を聞いたということでしょうか？

森会長…そういう話はよく聞きます

（所属不明質問者）…それは例えばどういう競技団体か。

森会長…それは言えません。

（質問者）…実際にそういう例えばデータがあるとか、そういう根拠に基づいた発言ではなかったというふうに受け止められたんですけども。それについては如何ですか？

森会長…（質問が聞き取りにくい様子で）うん？何ですか？今言ったことは？

（質問者）…女性が多いと会（議）が長くなるというのは、例えばデータに基づいたりとか、その根拠のある発言とは思えないんですけども、その点は如何ですか？

森会長…さあ、僕はそういうことを言う人がどういう根拠でおっしゃったか分かりませんけども、自分たちが女性の理事をたくさん選んだけど、結果としていろんなことがあったという、そんな話を私が聞いたことを思い出して言ってるんで、山下さんにはそういうことで苦労をこれからされますよということを申し上げたんです。

（質問者）…今回の発言で皆さん怒っているんですね。五輪を運営するトップの方が「女性を尊重しない」そういった発言をすることに怒っています。で、「森さんの五輪を見たくない」という声もネットだったり上がっています。そういう声をどういう風に受け止めますか？

森会長…いやあだから謙虚に受け止めております。だから、「撤回をさせて頂きます」と言っているんです。

（司会）…すいません。発言に関してはあのう、もう既に冒頭会長から申し上げた通りであります。えっと以上で記者会見の方を終了とさせて頂きます。ありがとうございました。

森会長…はい。どうも。