【事例検証:ドイツの近況】 ~新規感染者数は高位横這い、死亡者数増加~
ドイツのCOVID-19第2波が収束しません。新規感染者数は12月3日現在も高水準を維持しており、時間差をおいて新規死亡者数も増加中です。感染者が急増した欧州における第1波の際には、優れた対応で死亡者もそれほど出さなかったドイツでしたが、第2波では死亡者が急増しそうな兆しを見せております。
◆ 新規感染者数は横這い
ドイツの新規感染者数(7日移動平均)は、11月を通じて日々17,000人以上を保ち、12月3日現在も高水準を維持しております(グラフ1参照)。
◆ 新規感染者と死亡者の発生状況
感染者の増加時期から2~3週間の時間差をおいて、死亡者数も増加し始めております(グラフ2参照)。死亡者の発生ペースは日々300人を超える速度になっており、今なお増加中です。
感染者の増加時期から2~3週間の時間差をおいて、死亡者数も増加し始めております(グラフ2参照)。死亡者の発生ペースは日々300人を超える速度になっており、今なお増加中です。
◆ 累計死亡者数の動向
日々の死亡者数が300人を超えるペースとなったドイツでは、現在死亡者数の累計も急増中です(グラフ3参照)。このままで行くと、年末までに30,000人に到達しかねないペースです。
日々の死亡者数が300人を超えるペースとなったドイツでは、現在死亡者数の累計も急増中です(グラフ3参照)。このままで行くと、年末までに30,000人に到達しかねないペースです。
◆ まとめ
比較的上手くCOVID-19に対処してきた国でもわずかな期間で感染状況が急変し、死亡者数も他の国とあまり変わらなくなってきました。現状の日本は第3波がピークアウトした可能性がありますが、高位横這いの兆候も示し始めております。ドイツよりも陽性者や死亡者の絶対数がおよそ一桁少ない現状ですが、改めて予防策を徹底することが大切でしょう。
(おわり)
(参照サイト)
====================