【検証アップデート:フランスとイギリスのCOVID-19“第二波”】 ~死亡者数も再び増加し始めた欧州~
ヨーロッパ各国で、にわかに感染者数と死亡者数が増え始めております。様々な移動に関する規制も始まりました。この断続的な規制強化は長期にわたり経済に負の影響を与えることになりそうです。致死率が低下しても、それ以上の割合で感染者数が激増すれば、やはり死亡者数は増加してしまいますので注意して観察しておきたいと思います。
同じ第二波の拡大でも、国ごとに少し流行状況は少し異なります。今回は継続観察しているフランス(図1)に加え、イギリスの流行状況を概観できる移動平均のグラフ(図2)を提出致します。
◆ 日本の第一波は欧州由来のウイルスだった
春の第一波では、中国ではなく欧州から伝わったウイルスで日本国内の感染が広がりました。2月頃、中国排除に情熱を燃やす一部の声が高く、欧州への注意が下がっていた状況を観測しております。
もちろん空港検疫の対策は信頼しておりますが、同じ轍を踏まないよう各自でも気を付けることが大切です。そのためにも、欧州をはじめ、感染拡大地域の状況は直視しておきたいと考えます。
この感染症にも大分慣れたせいか、手洗いやアルコール消毒を少し煩わしく思う心が発生しております。今後、水も冷たくなって行きますので猶更手洗いが億劫になりがちです。
改めて、感染拡大防止策を粛々と継続して行きたいと思います。
(おわり)
(参照サイト)
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※1 厚生労働省ウェブサイト報道発表資料:
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14573.htm
【文責:田村和広】
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