情報検証研究所のブログ

オンラインサロン「ファクトチェック機関「情報検証研究所」」の活動や検証報告を公開します。

石垣のりこ議員の「レイシズム・ファシズム」発言について、公開質問状を送付しました。回答をお待ちしています。

 

「情報経済研究所β版」では、中立的なファクトチェックだけでなく、「誤情報被害」(誤ったマスコミ報道や政治家の発言等による被害)につき、当事者の申立てを受け、検証の支援を行っています。本件はこちらの事案です。

 

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                 公開質問状

                                2020年2月28日

 

参議院議員 石垣のりこ殿

 

                    オンラインサロン「情報経済研究所β版」
                              運営担当 原 英史

 

 

貴殿は、2019年11月27日、ツイッターで、「初回の講師は、高橋洋一氏とのこと。・・・当初言明したように私は、レイシズムファシズムには一切加担しません。よって、レイシズムファシズムに加担するような人物を講師に呼ぶ研究会には参加できません。」と投稿しました。すなわち、髙橋洋一氏が「レイシズムファシズムに加担するような人物」であると指摘しました。

 

髙橋氏から代理人を通じた抗議書に対し、貴殿から代理人を通じた回答では、上記指摘の根拠として、

・高橋氏が「韓国、ウソの代償」とのタイトルの本を出版し、その中で「反日が暴走する韓国」「最近の韓国の傍若無人は目に余る」「実はマスコミには意外と外国人が多い。だから(スパイ活動防止法に)反対するのかもしれない。もちろんその中には在日韓国人だっている」と記載したこと、

・高橋氏がツイッターで「(審議入りできないカジノ法案との記事を引用し)カジノができると困る半島系パチンコがいるから、野党が審議拒否をしている」(2016年11月29日)と投稿したこと、

が特に示されたと承知しています。

 

これについて、以下質問します。

 

1、上記で示された著書のタイトルおよび記載、ツイッターでの投稿が、なぜ「ファシズム」「レイシズム」につながるのか、理解しかねます。

1)上記の記載等が「ファシズム」にどうつながるのか、事実に基づきご説明ください。

2)上記の記載等が「レイシズム」(人種差別主義)にどうつながるのか、事実に基づきご説明ください。

 なお、例えば、上記の著書の序章「『反日』が暴走する韓国」では、徴用工判決、レーダー照射事件、慰安婦像問題など、韓国政府の対応について批判的な記述がありますが、これらが「レイシズム」を表すとは考えられません。トランプ大統領批判や安倍首相批判をしたら、それぞれ「米国人への人種差別」「日本人への人種差別」にあたるとはお考えになっていないものと思います。

 

2、上記で示されたタイトル、記載、投稿以外に、髙橋氏を「レイシズムファシズムに加担するような人物」と指摘した根拠があれば、お示しください。

 

当質問状の到達から十日以内にご回答いただきますようお願いいたします。

なお、当質問状の内容は送付と同時に公開します。また、ご回答の有無およびご回答の内容は、当方にて公開いたしますので、ご了承のうえご回答いただければと思います。

 

 当オンラインサロンは、マスコミ報道や国会議員のご発言などが、事実に基づくかどうかを検証する活動を行っています。本質問状は、髙橋氏からの申立を受け、貴殿のツイッター投稿が事実に基づくかどうかを明らかにし、広く社会に情報提供する目的で行っています。

https://lounge.dmm.com/detail/2366/